「ゴジラvsコング」感想 ※ネタバレ含む

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ずっと楽しみに待っていた「ゴジラvsコング」が公開されたので早速視聴してきました。

あ、本来はアルファベット表記なんですが面倒くさいのでカタカナです。

平成ゴジラと共に育ってきたので怪獣映画となれば見ないわけにはいきません。

「GODZILA」シリーズも欠かさず観てきましたし、「キングコング」も視聴済みです。

GODZILAシリーズは人間側がクソすぎる側面が強く感じますが、怪獣の躍動感溢れる表現は流石の一言。

今回の作品は怪獣vs怪獣を存分に楽しめそうのでとても期待していました。

まぁ個人的にはゴジラとコングならゴジラが強いに決まってんだろ!!とか思ってますが。

では後は視聴後の感想です。

ネタバレ含むので観る予定がある人は注意。

まずちょっと不満に思った点。

ストーリーラインとしてはゴジラサイドと、コングサイドの2方面で別れてる感じなのですが・・・、所々の展開が雑です。

世界的企業が野望を抱くのはいつものことなんですが、一般人がヤスヤスと深部に潜入出来るくらい警備がザル。

なんか5年位掛けて頑張って潜入したらしいんですが、そこまでした動機がよくわかりませんでしたし(前作とかの伏線とかだったらごめんなさい)。

荷物搬送用のリニアモーターなんて内部の人間ってGで死ぬんじゃね、とか。

洋酒を水筒一つ分ぶっかけるだけで壊れるメインコンピューターとか。

コングに地球内部への案内をさせるのに少女の協力を乞うんですが、なぜ協力したかよく分からんとか。

まぁでもその程度です。

ある意味日本アニメ・ゲーム的お約束っぽいのでわざとかもしれません。

だとしたら細かいことグチグチいっちゃったかなと思います。

で、良かった点。

前述のお約束展開は作品全体に多く散りばめられてます。

一緒に冒険していた仲間?(最初から企業側なのである意味当然)が本性を見せたのちにコングに潰される、とか。

黒幕は真相を全て話してくれた後に秘密兵器が暴走し、あっさり潰されたり。

ゴジラとコングの対戦は勝って負けて後の第3の敵介入からの共闘とか。

死にかけのコングの蘇生に都市を賄える程の電力で心臓マッサージする頭悪い展開とか。

そういったどこか見覚えがある展開が多いのでストーリーはとても理解しやすいものになっています。

そしてなにより怪獣たちの躍動感が素晴らしい。

平成ゴジラ等のゆっくり・重厚感を感じる動きとは違い、怪獣としての圧倒的な迫力は残しつつ、より生物的で躍動感溢れる動きには技術の進化と新しい解釈を感じます。

コングは人間っぽさと野獣っぽさの合一で、様々な道具を使い、手話を理解し、人間の

思考を理解する等の知性を示しつつも、倒した怪獣をそのまま喰ったり、本能全開で暴れたりしています。

ゴジラは何より生物として圧倒的な強さ。

知性か本能か不明ながら、目標を確実に察知する全能者の振る舞い。

地上から地球の中心まで貫く放射熱線。

海中でも何不自由なく行動し、如何なる攻撃にも耐え、尻尾や爪・牙等の圧倒的な攻撃力を持つ強靭な肉体。

実際コングとの対決は最終的には格付け完了ムーブまでしてます。

2大怪獣の魅力が本当にイッパイ詰まっていたと思います。

いやしかし、暴走した秘密兵器が強かった。

あえて正体はぼかしますが、これ作ったの人間なんですよね。

エネルギー源はちょっと特殊ですが、性能自体はほぼスペック通りだとすると非常にやばいです。

というか、人間側の謎の未来技術はほんとなんなのか。

普通に反重力とか実用化してるしさぁ。

はい、とにかく一言で言えば非常に「怪獣映画」してました。

個人的には大満足です。

興味ある方は是非見てみてください。

怪獣映画を次観れるのはいつになるのかだけが気がかりです。